NEWS / BLOG最新情報 / ブログ

囲繞地とは?

2023.01.20
土地探しのアドバイス

皆さんこんにちは!

今回は、現在ご案内している買主さんの土地探し中に出会った敷地について
書いてみたいと思います。
 

皆さんは、袋地、囲繞地(いにょうち)という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

これらがどういう土地を指す言葉なのか、分かりやすく図にまとめてみました。
 

このような関係図になります。
「袋地」は、無道路地とも言われ、土地に囲まれ道路に接していない土地のことを言います。
そして、「囲繞地」袋地を囲む、周りの土地のことです。
 
私がご案内している買主さんと検討していた土地は、「囲繞地」にあたる土地でした。
接道はしていますので、建築はもちろん可能な土地です。
 
では、その後ろにある「袋地」はどうでしょうか。
 
 
建築をする為の条件として、「接道義務」というものがあります。
 
この「接道義務」とは、
・土地に接している道路が、建築基準法上の道路(幅員が4m以上)であること。
・上記道路が、2m以上その土地に接していること。
 
この2点を満たすことが、建築をする為の1つの条件です。
 
「袋地」は接道義務を満たしていない状態の土地なので、現状のままでは建築は出来ない。
ということになりますね。
 
 

しかし、「袋地」は建築は出来ずとも、他の用途で使用している場合もありますよね。
例えば、地目によっては畑にしたり、資材を置いたりすることは可能です。
 

では、袋地の所有者はどのように敷地へ入れば良いのでしょうか?
 

実は「袋地」の所有者には、周りの「囲繞地」を通る権利が、民法210条で認められています。
この権利を、「囲繞地通行権」と言います。
 
この「囲繞地通行権」により、袋地の所有者が通ることを、囲繞地の所有者は断ることは出来ません。
 
また、通行の範囲までは定められておらず、
民法では、「囲繞地所有者が最も損害を少ない場所を選択し、かつ必要最低限の範囲」
という定義がされています。
 
 
上記の内容が、「囲繞地通行権」の基本的な考え方です。
(「袋地」ができた状況によって、考え方が変わる可能性もあります。)
 
 
見渡してみると、「袋地」になっている土地は、実はたくさんあります。
なので、気になる土地が「囲繞地」である可能性もありますが、
その土地を諦めるほどのデメリットではありません。

土地探しをされている方は、土地の周囲がどうなっているのかを
確認してみるのも良いのではないでしょうか。
 

桂山