都市計画区域とは
皆さんこんにちは!
今回は
「市街化区域」と「市街化調整区域」
についてお話ししたいと思います。
この2つの呼び方は、土地探しをしている中で聞いたことが
あるのではないでしょうか。(^^)
検討している土地がどちらに属するのかによって、
土地の調査や取引の進め方、書類の内容で注意すべき点も含めて
大きく異なります。
なので、どのような区域か理解していると土地の探し方も
変わるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください!
これからお伝えする内容を図でまとめましたので、
こちらを見ながら読み進めて頂くと良いかと思います。
まず、「市街化区域」と「市街化調整区域」は、
「都市計画区域内」に存在します。
ではまず、「都市計画区域内」とは何か?
というお話しですが、
日本の国土は、
「都市計画区域内」と「都市計画区域外」
この2つにまず分かれます。
都市計画区域内とは、
市街地を中心として、一つの都市として整備・開発、保全する必要のある地域
の事です。
この都市計画区域内の中で、開発を
・促進していくエリア
・抑制していくエリア
に分け、計画的な街づくりを進められるようにしています。
この開発を
・促進していくエリア → 「市街化区域」
・抑制していくエリア → 「市街化調整区域」
といいます。
では本題のそれぞれの区域の違いですが、
まず市街化区域とは、
すでに栄えている区域、またはおおむね10年以内に栄えさせたい区域
とされている、「市街化を進めていきましょう」という地域です。
対して市街化調整区域とは、
「市街化を抑制すべき区域」
として、開発行為が原則禁止されています。
田園地帯や自然が多いエリアで、環境を保つことが目的になっている区域です。
ちなみに、そのどちらでもない区域を
「非線引き区域」といいます。
上記の内容からも分かるように、
市街化区域は住宅が建築できますが、
市街化調整区域は、原則建築ができません。
しかし、市街化調整区域でも、
特別な要件を満たすことで住宅が建築ができる可能性はあります。
ただこれは、地域によってもルールが異なりますので、
念入りな調査が必要です。
(今回は市街化区域と市街化調整区域の説明までになりますので、
特別な条件については別の機会に触れてみたいと思います。)
ですが、ここで注意点です!
自然に囲まれた暮らしに憧れて、
市街化調整区域の土地を探したいと
思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、先程お伝えしたように、
市街化調整区域は「市街化を抑制すべき区域」
ですので、住宅を建築したい方は、基本的には
市街化区域で探す事が大原則です!
基本的に市街化調整区域に絞って探す場合には、
農家の方への配慮をし、住まわせてもらうという
気持ちが非常に大切だと思います。(^^)
この辺りは、また別の機会にお伝え出来ればと
思います!
如何でしたでしょうか。
弊社では、買主側の代理人として仲介に入り、
気になる土地の調査をさせて頂きますので、
土地探しでお困りの方はぜひ、気軽にお問い合わせ下さい!
桂山